seratch's weblog in Japanese

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Typesafe Activator について #scalajp #play_ja

Advent Calendar!

この記事は Play framework 2.x Scala Advent Calendar 2013 の 4 日目です。

http://www.adventar.org/calendars/114

Activator については前に書いたことがある

7 月に Typesafe Activator のテンプレートをつくってみたというブログ記事を書きました。使い方はこの記事の内容で十分かと思います。

http://seratch.hatenablog.jp/entry/2013/07/02/005454

それから半年くらい経ち、色々と変化がありましたね。

Typesafe Activator が OSS になった

8 月に Typesafe Activator の実装が公開されました。

https://www.typesafe.com/blog/typesafe-activator-is-now-open-source

https://github.com/typesafehub/activator

これにより issue を登録してフィードバックしたり、実装を修正して pull request を送ったりといったことが可能になりました。

Typesafe Activator 1.0 リリース

9 月に vesrion 1.0 がリリースされました。この時点で 29 個のテンプレートが登録されていたようです。

http://typesafe.com/blog/announcing-activator-10-create-reactive-apps-in-minutes

ちなみに今日時点での最新バージョンは 1.0.8、登録テンプレートは 41 個ありました。

Typesafe Activator をつくりたい人へ

7 月のブログ記事には「どうやって Typesafe Activator のテンプレートつくるか」が書かかれていませんでした。というのも、こちらのページにある内容だけなので

http://typesafe.com/activator/template/contribute

あえて日本語で説明しなくても、という感じだったのですが、簡単に触れておきます。特に難しいことはないのですが、いくつか注意点を。

activator.properties の name を適当につけない

activator.properties というファイルにメタデータを指定します(なぜ Typesafe Config じゃないの・・とちょっと思った)。前にも書きましたが、この name の文字列がそのまま unique key にされてしまうので、適当につけるのはやめましょう。私はあとから hello-scalikejdbc にしたくなったけど、面倒で scalikejdbc-activator-template のままになっています。。

ライセンス表記が必要

何らかの OSS ライセンスを明記する必要があります。プロジェクトのルートディレクトリに LICENSE または LICENSE.md というファイル名で配置してください。

https://github.com/scalikejdbc/hello-scalikejdbc/pull/1

現時点でリポジトリの移動に対応していない

Typesafe Activator のテンプレートは上記の contribute ページから GitHub リポジトリの URL を指定して追加/更新するのですが、12/4 時点でリポジトリの owner が変わった場合に対応できていません。例えば、私が作っている

https://github.com/scalikejdbc/hello-scalikejdbc

は、以前は https://github.com/seratch/hello-scalikejdbc だったのですが owner が seratch として登録されているので scalikejdbc が owner の URL で更新しようとすると permission がねえぞゴラッみたいなエラーになります。回避策としては古い URL でリクエストすると受け付けてくれるようです。

恒久的には手動対応しかないんですかねぇということで、他に問い合わせ先がなかったので issue にしてみました。(追記)対応してくれました。

https://github.com/typesafehub/activator/issues/180

まとめ

感覚として Typesafe Activator のテンプレートを作ったことによってユーザが増えたとかそういう印象はあまりないのですが zip をダウンロードして初回起動までは特に知識がなくてもできるので Scala 初心者の方に体験してもらうにはよいツールではないでしょうか。ぜひ試してみてください。

明日が空いていますけど・・

誰かいませんか?

http://www.adventar.org/calendars/114

FYI:

いなかったら本当にやりますよ・・