デブサミ 2014「OSSコミッタ大集合」に登壇
させていただきました。@ayumin さん、@koichiroo さんが和やかな雰囲気をつくってくださったので、特に緊張することもなく楽しいセッションになったのはないでしょうか。
http://event.shoeisha.jp/devsumi/20140213/session/394/
きゃー瀬良さーん! #devsumiE pic.twitter.com/NkKNTlk2di
— Yuichiro Umezawa (@garbagetown) February 13, 2014
こんな感じの話をさせていただきました。うまく伝えられなかったところは若干補足しています。
- 他の方のように既存のプロジェクトに貢献・コミットされているのとはちょっと違ったパターンで、自分で始めたプロジェクトを育てている事例として紹介できればと思う。
- 仕事では必要に応じて issue や PR を投げたりするが、プライベートでやるならできるだけ自分のコントロール範囲が広い方が楽しいと思っている。(これはスライドに書いてあって口頭では説明できなかった・・)
- Scala で色々やっているのは Scala が好きだからというのが一番だが Scala の OSS 界隈がブルーオーシャンだからというのも大きい。Ruby のような大きなエコシステムが出来上がっているわけではないので「こういうのないかな」と思って探しても普通になかったりする(誰もつくってない or もうメンテされてないなど)。なので、まだまだデファクトスタンダードをとれそうな領域が結構ある。
- ScalikeJDBC は DB アクセスライブラリで、これは二年くらいやってきてだいぶ育ってきていて、国内外で利用事例が増えてきた。
- Skinny Framework は Web フレームワーク。バズりたくて "Scala on Rails" というキャッチコピーをつけているが、Scalatra(Scala 版 Sinatra)の上に作り込みをしているので Padrino Framework 的なもの。来月 version 1.0.0 を出す予定。
- 最初の頃はコツコツつくりながら勉強会などで「使ってみて」と告知していたが、最近は国内外で利用してくれる方も増えてきた。実際使ってみた上での pull request や要望などが増えてきた。プロジェクトの方針として PR を reject するようなケースも出てきたし、プロジェクト運営としては個人でつくっているものから次の段階へと進み始めているのかなと思う。
- 以前は全てを自分でコントロールしたいと思ってやっていたが、最近は手を挙げてくれる人、やってくれそうな人に積極的に任せるようにしている。そうしないと回らなくなってきているし、やはりその方が良いものができる。
- Q: だいたい何人くらいでやってるの? A: (どちらも)だいたい 3 - 4 人くらいがアクティブに活動している状況。
- Q: どんな反応が多い? A: 海外の人は GH の issue とかあげる前にカジュアルに gmail のアドレスとかにメールしてくる人が多い印象がある。日本で issue とかあげてくれるような人は律儀な人が多い気がする。世界で見るといろんな人がいるなぁという印象。先ほどの松田さんの Rails の話にも共感したが、関わってくれる人はうまくいくようにと思って行動してくれているわけなので、お互いがうまくいくようにと思いながら対応している。
ScalikeJDBC の説明で「最近だと Nulab さんの新しいサービス (http://www.typetalk.in/) でも使ってくださってるんですよー!」とかドヤ顔するつもりだったんですが、すっかり忘れていました・・
ちなみに、オフラインだといくつかの会社さんでも使ってくださってるとうかがっているのですが、差し支えなければ、「使ってるよ」と公言していただけると私としても非常にうれしいです。
今年は、知名度の向上、ドキュメントの更なる充実など実装以外のやるべきことにももっと取り組んでいきたいと思っています。